本間友幸 新作陶芸展 ～孤高の薔薇～

　




本間さんの作陶１５周年記念となる展示会に行ってきました。

Webやポストカードの中でしか出会ったことのなかった、本間さんの作品。

本物は、釉薬の美しく深い色が、薔薇の模様にすきとおって、
こんな、焼物には出会ったことがない、という衝撃を受けました。

写真で見るよりも５倍は透明感が違う。
陶器というよりも、芸術作品だなと初めて思いました。


この陶器は「薔薇貫入釉」と言うそうで、
「土と釉薬の収縮率によってできる釉薬の細かいひび（貫入）を薔薇の模様に発展させました。」
と、書いてあります。

何ていうか、海の中から、青い空や夕焼けの空を眺めているような、
そんな感覚。

それを、お皿の上でやってしまうんだから、すごいなと思うわけです。

しかも（詳しくはまだ分からないのですが）、
この「薔薇貫入釉」という技法は、本間さんのオリジナルとのこと。




名前を覚えておくべき人物だな、と感じました。


長野での展示会は、しばらく予定がないそうですが、来月銀座での展示会があります。

平成20年11月19日～25日＠松屋銀座　です。



陶芸家　本間友幸　
活動や作品はHPにて http://barakan.net/

PHOTO by:S.Kanai（FRAME）